ピラティスは体幹の強化や柔軟性の向上など、身体全体のバランスを整える効果が期待できるエクササイズです。
しかし、初心者の中には「難しい」「きつい」と感じる人も多いのが現実です。
この記事では、ピラティスが難しいと感じる理由を紐解き、初心者でも取り組みやすい解決策を現役トレーナーが解説します。
あなたのペースで進められるピラティスの魅力発見にお役立てください！
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目次
ピラティスが難しい・きついと感じる理由とは？
ピラティス初心者にとって以下の理由から「難しい」と感じると言えます。
- ピラティスの動きそのものが難しい
- ポーズや呼吸法が難しい
- 自分が思っている動きと相違があることがあるため難しい
ここからはそれぞれのポイントを詳しく解説していきます。
難しい理由①：ピラティスの動きそのものがきつい
ピラティスは正確な動作と細やかなフォームが求められるエクササイズです。
初心者が最初に苦労するのは、体幹を意識した動きや、普段使わないインナーマッスルを活性化させる特有の運動と言えるでしょう。
また、マシンピラティスでは、身体が硬いとできないポーズなどもあるため、それらも「難しい」と感じてしまう原因とも言えます。
このように、体幹の筋力不足・身体全体の柔軟性不足がピラティスのエクササイズが難しいと感じてしまう原因といえます。
難しい理由②：ポーズや呼吸法
ピラティスでは胸式呼吸を行いながら動作を進めますが、この深い呼吸と動きの連動が初心者にとって大きなハードルです。
特に呼吸に意識を集中させると、動作がぎこちなくなったり逆に呼吸の意識をしづらくなることがあります。
これを解決するためには、まずは動きをする前に、呼吸法に集中した練習を行い、次に簡単な動作を組み合わせて慣れることが重要です。
これらの方法については、プライベート指導のあるピラティススタジオを最初に選び、より詳細に指導を受けることが重要と言えます。
難しい理由③：自分の思っている動きにミスが起きやすい
ピラティスでは、関節の動きや筋肉の動きを丁寧に意識しながら行う必要があり、その結果姿勢の改善や体幹の筋力アップなどの恩恵が受けられます。
しかし、初心者のうちはたとえば自分が背骨をまっすぐにしているつもりでも、実は曲がっていたりと、自分が思っている動きと実際の動きの感覚の統合が難しいエクササイズです。
これは、ピラティスでは、筋トレなどに比べて骨盤の動き方や呼吸との連動性などをより重要視したエクササイズであるためと言えるでしょう。
鏡などを活用したり、インストラクターの正しい指導を受けることが改善できますが、それでも最初のうちは正しくできないこともあるため、ピラティスの効果を実感するのが中上級者に比べて弱い場合があります。
ピラティス初心者が覚えるべき基本的な呼吸と姿勢
ピラティスを正しく行うための鍵は、まずは「正しい呼吸法の意識」・「ニュートラルポジションの意識」・「体幹の意識」の3点にあります。
これらを習得することで、エクササイズが効率的になり、身体への負担を軽減することが可能です。
胸式呼吸を正しく習得するためのステップ
ピラティスで採用される胸式呼吸は、横隔膜を広げる呼吸法です。この呼吸法は、酸素を体内に効率的に取り込みながら、インナーマッスルを活性化させますが、初心者は以下のステップを意識しましょう。
- 背筋を伸ばして椅子などに座る。
- 鼻から息を吸いながら肋骨を横に広げる。
- 口からゆっくり息を吐き出し、肋骨を閉じる。
これを繰り返すことで、ピラティスを正しく行うための呼吸法に事前に慣れることができます。
ニュートラルポジションとは？正しい姿勢を学ぶ
姿勢におけるニュートラルポジションとは、骨盤と背骨を自然な位置に保つ姿勢で、ピラティスの基礎となるものです。
前述したように、初心者の方はまっすぐ保てていると思っても保てていないことがあるため、まずはピラティスを始める前に、今の自分の動きの感覚を把握するためにも正しい姿勢をイメージする必要があります。
このニュートラルポジションの姿勢を意識するだけで、ピラティスを行なっている際も体幹が安定し、動作がスムーズになります。
ピラティスをやっていて難しいと感じる方や、これからチャレンジする方は、まずは鏡を使って骨盤の傾きがないか確認しながら練習してみるようにしましょう。
初心者向け！体幹を意識する簡単エクササイズ
前述したように、体幹がそもそも安定しなすぎるとピラティスを行なっても、効果を得ることが難しいと言えるでしょう。
これからピラティスにチャレンジしたい人やピラティスの効果をもっと効率よく得たいと考えている方は、体幹エクササイズとして、以下の2つを自主トレとして取り組んでみてください。
- プランク：手足を地面につき、体を一直線に保つ姿勢。
- ブリッジ：仰向けで膝を立て、腰を持ち上げる動き。
これらは短時間で体幹を強化するのに効果的です。
マシンピラティスとマットピラティスはどっちが難しい？
ここまで、ピラティスが難しいと感じる理由や改善策を解説しました。
しかし、ピラティスには専用のマシンを使用する方法と、マットを使った方法があります。それぞれに特有のメリットがありますが、結論、初心者にとってはマットピラティスの方が難しいと言えます。
ここからは、マシンピラティスとマットピラティスの違いについて詳しく解説します。
自宅でできるマシンに頼らないマットピラティス
マットピラティスは、特別な器具が必要ないため、場所を選ばずに始められる利点があります。しかし、マットピラティスは自体重を元に動作の強度を高めていくものが多いため、実はマシンピラティスに比べてき難しいポーズが多いのです。
たとえば筋トレで言えば、マシンを使えば10キロでできるものが、自分の体重を使って腕立て伏せを行うと10キロよりも重い負荷になりますよね。
このように、マットピラティスのエクササイズ種類にもよりますが、全体を通した強度はマットピラティスが難しいと言えるでしょう。
正し、体幹の強化にはマットピラティスは最適なため、ダイエット目的やお腹周りを刺激したい人にはおすすめのエクササイズです。
リハビリにも役立つマシンピラティスの効果
マシンピラティスはリフォーマーと呼ばれる代表的なマシンを使って行うことが多いエクササイズです。
リフォーマーは、初心者でも安全にトレーニングができるよう設計されたピラティスマシンで、スプリングによる抵抗を調整できるため、筋力や柔軟性のレベルに応じたトレーニングが可能です。さらにマシンピラティスは動きをサポートする機能があるため、正しいフォームを維持しやすいのも特徴です。
このように、マットピラティスに比べて、負荷や動きをマシンがサポートしてくれるため初心者にとってはマシンピラティスで丁寧に行うのがおすすめと言えます。
また、リフォーマーを使ったピラティスは、リハビリにも広く活用されています。体の一部に負担をかけずに筋肉を動かせるため、怪我からの回復を目指す方に最適です。インストラクターと相談しながら、自分に合ったプログラムを取り入れましょう。
難しいと感じる人必見！ピラティスで効果を実感するためのコツ
ピラティスが難しいと感じてしまう初心者の方でも、効果を実感するためには以下のポイントを押さえるようにしましょう。
- プライベートレッスンを受ける
- スタジオ選びを正しく行う
- 月4回・週1回の頻度は行う
プライベートレッスンを受ける
まず、初心者の方はいきなりピラティスを行うときついと感じたり難しいポーズもあるため、初めはプライベートレッスンを受けて正しいやり方を学ぶようにしましょう。
大体のスタジオでは、プライベートレッスンを導入していることがほとんどなので、まずはプライベートレッスンを導入しているピラティススタジオを探すところからスタートすると良いでしょう。
当サイトでは東京都内のピラティススタジオを中心に、エリアごとに探せるようになっているので、ぜひご活用ください。
スタジオ選びを正しく行う
ピラティススタジオに通う場合は、インストラクターの質をはじめ、自分に合ったスタジオであるかどうかがとても重要です。
ピラティススタジオ選びを誤ると、難しい・きついと感じる方でも改善することができないこともあると言えるでしょう。
ピラティススタジオの正しい選び方については、別記事で詳しく解説したので、併せてご覧ください。
月4回・週1回の頻度は行う
初心者の方がピラティスで「きつい」と感じてしまう場合のほとんどは体力不足や動作への慣れが原因といえます。
難しいポーズができるようになったり、きついポーズもできるようになるための最適な頻度としては、最低でも週1回（月4回）です。
週1回のピラティスへの取り組みで得られる効果については、別記事で解説したので併せてご覧ください。
まとめ
ピラティスは、初心者にとって「難しい」と感じられることもありますが、正しい知識と方法を身につけることで、誰でも楽しみながら続けられるエクササイズです。本記事では、ピラティスが難しいと感じる理由や解決策、スタジオの選び方、継続するためのコツについて詳しく解説しました。
ピラティスを続けることで、体幹やインナーマッスルの強化、姿勢改善、リラックス効果など、多くの身体的・精神的なメリットが得られます。また、初心者が取り組みやすい方法やスタジオ選びのポイントを押さえることで、無理なくピラティスを日常に取り入れることができます。
まずは、自分に合ったスタジオやレッスン形式を選び、簡単な動作から始めてみましょう。ピラティスを通じて、より健康的でバランスの取れた生活を手に入れてください。
さらに詳しい情報は、関連する記事「ピラティススタジオの選び方」でもご紹介しています。初心者がスタジオ選びで失敗しないためのポイントをチェックし、理想のスタジオを見つけてください。
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